俺にしとけよ。

「あ、俺の家でもいいかな?」
「はい!どこでも!」
「今度の日曜に、駅前で待ち合わせね」

その日から珍しく、ファッション雑誌を
読むようになった。

少しでも愁さんに可愛いと思ってもらえるように。

少しでも愁さんとお似合いに見えるように。

そうして日曜日――――――
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