俺にしとけよ。

目を覚ますと、お腹の下がズキッとした。

「い…った」

その痛みと、今のあたしの格好で思い出す。

あたし、脱処女しちゃったんだ。

愁さんの姿を探す。

「…あ」

愁さんは台所で、電話をしていた。
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