[改良版]小学生と暴走族【夜桜】
圭一~side~



麻白がいなくなってすぐ、俺らは青のいるところへ向かった。


さっき麻白からもらったのは、ひとつのカギ。


この部屋のカギだろう。


俺はカギを鍵穴に差し込み、右側に回す。


ゆっくりと鍵の開いたドアを開けた。


「……青」


中で、青がソファの背もたれに力なく寄りかかっていた。


「青!!」


少しずつ近寄る。


青は目だけを動かして俺らを見る。


「……っ!!」


俺らは、その目を見て絶句した。


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