[改良版]小学生と暴走族【夜桜】



どうせ、捨てられるだけだ。


私に居場所など存在しない。


過去のことでも、話してしまおうか……。


「圭一……」


私は壁を見ながら圭一に話しかける。


「ん?」


「私の、過去のことを、聞いてほしい」


息をのむ音が聞こえた。


私は、圭一の返事を聞かずに話し始める。



< 227 / 325 >

この作品をシェア

pagetop