[改良版]小学生と暴走族【夜桜】
圭一~side~




俺の腕の中で眠る青を見る。


泣きつかれた青は、そのまま眠ってしまった。


まだ残っている涙を指で拭う。


青は、この小さな体に一体どれだけの孤独や悲しみを背負っているんだろうか。


それは、青自信にしか分からないこと。


だからせめて、これ以上孤独を背負わせないように、俺らが一緒にいる。


俺らが青と一緒にいるのは、この理由だけじゃない。


青といると、ただ、楽しい。


余計な感情はなくて、純粋に楽しい。


もし今青が闇の中にいるのなら、俺らが光に導いてやりたい。







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