[改良版]小学生と暴走族【夜桜】



「大丈夫なのか……?」


「だいじょーぶだって!
よく寝てる」


誰かの話声で目が覚めた。


ゆっくりと目を開ける。


「起きたらどーすん……あ」


黒の油性ペンを持っている櫂と目が合う。


その後ろには鈴。


えっとー……。


「なんだー。
起きちゃったかぁ~。

圭一は起きなかったんだがなぁ」


つまんなそうにペンにキャップをする櫂。


……これはどういう状況だろうか……。


ムクリと起き上がる。


いつのまに圭一に膝枕されてたんだ?


少し疑問に思う。


しかし、その疑問は圭一の顔を見て一瞬で吹っ飛んだ。





< 242 / 325 >

この作品をシェア

pagetop