[改良版]小学生と暴走族【夜桜】
「大丈夫なのか……?」
「だいじょーぶだって!
よく寝てる」
誰かの話声で目が覚めた。
ゆっくりと目を開ける。
「起きたらどーすん……あ」
黒の油性ペンを持っている櫂と目が合う。
その後ろには鈴。
えっとー……。
「なんだー。
起きちゃったかぁ~。
圭一は起きなかったんだがなぁ」
つまんなそうにペンにキャップをする櫂。
……これはどういう状況だろうか……。
ムクリと起き上がる。
いつのまに圭一に膝枕されてたんだ?
少し疑問に思う。
しかし、その疑問は圭一の顔を見て一瞬で吹っ飛んだ。