[改良版]小学生と暴走族【夜桜】
「あ、鈴っ!
あれ食べたい!!」
なんか不思議な感じのパフェ。
ちょっとうまそう。
値段も安い!
「えー。
あっちのほうがよくね?」
鈴が指したのは同じようなパフェ。
ひとつ違うのは、私が指したのはバニラ。
鈴が指したのは抹茶。
言われてみれば……抹茶のほうがおいしそうな気がする。
「んじゃあっちにする!」
鈴から無料券を一枚もらい、屋台に近づく。
ひとつ買って、鈴の元へ戻っていった。
「鈴は買わないの?」
「俺はなんかいいのがあったら買う」
ふーん……。
「それじゃ、これ一緒に食べようよ!」
私は手に持っているパフェを軽く上にあげた。
「……少しもらうわ」
鈴は照れ臭そうに返事した。
なんでこんなに照れてるんだか……。