[改良版]小学生と暴走族【夜桜】
おっと、気づいたらもう校門から出ているではないか。
まだ時間あるしちょっとそのへんブラブラしてよう。
今日は行ったことない道を通るか。
いつもとは違う行動をとることに、少し楽しさを感じていた。
私より30センチほど上にてっぺんがある柵が左右に立ち並んでいる。
……私が小さいだけなのかもしれないが。
私の身長は140あるかないかくらい。
柵のてっぺんには背伸びをして手を思いっきり伸ばせば届く。
……かもしれない。
ためしにやってみようかと思ったが、届かなかった時のショックが大きいためやらなかった。
少し進むと、小さな公園があった。
遊具はブランコと鉄棒だけ。
人は誰もいない。
ゴミがいくつか捨てられており、もうほとんど誰も利用していないことがわかった。