[改良版]小学生と暴走族【夜桜】
時はあっという間に過ぎて……。
「青も中学生か……」
圭一が私の全身を見た後、頭をポンポンとなでる。
そうなんです。
私、中学生になりました!
「まだ制服には違和感あるけどね」
スクバを持つのもなんか違和感あるし。
「青がスカート……」
「こらそこ笑わない」
スカートなんかしばらく穿いてなかったなかったから一番違和感あるわ!
「圭一たちだって大変な時期でしょ。
もう3年生だよ?」
「うっせー。
俺はいいけど、圭一なんか留年寸前だったんだからな?」
「そ、それは言うな。
出席日数は足りてたんだが、テストの点数が色々とな……」
シュンとなる圭一。
「まぁ、ガンバレ!」
「あぁ……。
あ、あと、今日ちょっとした発表てきなのあるから、必ず倉庫にこいよ」
発表……?
「なんかあるの?」
「んー。
うん」
一瞬圭一の口角が上がったのは気のせいだろうか……?