[改良版]小学生と暴走族【夜桜】
「本当に……私で……いいの……っ!?」
「俺らは、お前がいいんだ」
全員の目が、私に向いた。
なんでかなー。
目の前が歪んで見えないや。
「あり……がとう……。
ありがとうっ!!」
倉庫中に、拍手が響き渡った。
こんなに未熟な私だけど……。
「がんばる!!」
「俺も、夜桜に入るぞ」
「……め、盟!!」
倉庫の入口に、盟が立っている。
「久しぶりっ!!」
私は、盟のところへ走って行って思わず抱きついた。
「ちょ、抱きつくなよバカ!!」
離すもんかー!!
よりいっそう力を込めた。
「い、いででで!!
腰折れる!!」
ここで、ようやく手を離した。