[改良版]小学生と暴走族【夜桜】




「ほんとに、入るの!?」


「うん。
兄ちゃんが引退するなら、次、俺が入らなきゃとか思ってな」


アハハと笑った。


「ほら。
総長。


もう泣くなよ」


盟が袖で私の涙を拭った。





「そんじゃ、感動の再会はその辺にしておいて……。


総長、こっちこい」


圭一が手招きする。


私は、一歩一歩しっかりと歩いて行った。








圭一が、息を吸う。





< 321 / 325 >

この作品をシェア

pagetop