[改良版]小学生と暴走族【夜桜】
もういいや。
涙なんか出切ってしまえ。
私は、涙をこらえることをやめた。
圭一に思い切り抱きつく。
「圭一……ありがとう!
あの時、捕まってよかった!
あの時、助けてくれたのが圭一たちでよかった!
圭一たちに……夜桜に、出会えてよかった……!!」
圭一も、私の背中に手をまわして力を込めた。
絶対、今日のことは忘れられないだろう。
私が総長になった、この日を……。
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