[改良版]小学生と暴走族【夜桜】
せっかくだから、少しだけ遊んでいこう。
ブランコに乗り、軽く足を振って揺らした。
前後にいくたびギーギーと不快な音が鳴る。
だけど、だんだんと暑くなってきた気温には、地味にくる風がちょうどよかった。
「暇なときにはここに来るか」
自分の新しい遊び場を見つけた。
一人で口角を上げてブランコをこいでいる姿は、ほかの人から見れば絶対怪しい人。
もう帰ろうかと思ってブランコを降りたとには、もう陽が落ちていた。
しかし今は7月。
陽がおちてもまだ少し明るい。
「帰ろ」
小走りで公園をでた。