[改良版]小学生と暴走族【夜桜】
その様子を見ていたいつの間にか起き上がっていた櫂。
「圭一……。
お前、ロリコンだったのか……」
「……どういう意味だ」
圭一は私を抱き上げたまま櫂を睨む。
「だってさー。
最近青の事抱っこする率高いぞ。
こんな幼女を……ゴフッ!」
え?
私なにもしてないよ。
手を思い切り伸ばした先に櫂がいたんだ!
偶然だよ偶然!
「まぁいい、もう遅いから送ってく」
私は壁に立てかけてあった時計を見た。
針は7時ちょうどを指し示している。
「もうこんな時間かぁ……」
夜桜に来ると時間すぎるのが速く感じる。
それだけ楽しんでるってことなんだろうけど。