[改良版]小学生と暴走族【夜桜】
「そ、総長命令だ!
すぐに倉庫へ向かって逃げろ!」
みんなは一瞬ためらったが、すぐに倉庫へ向かって走り出した。
しかし、それに青が追いつく。
何人戻れただろうか……。
ついに櫂まで倒された。
ここに立っているのは俺と青だけ。
「てめぇが最後のカスかよ。
さっさとくたばってれば良かったのになぁ?」
青の表情は狂気に満ちていた。
全世界の人間を否定するような……。
青は一瞬で俺の目の前にきた。
速い……!
蹴りがきたが、俺はガードすることしかできない。
「お前、なかなかやるなぁ。
俺の蹴り受け止めるとは……。
初めてだよ!!」
ケタケタと気味の悪い笑いをこぼした。
次々と攻撃がくる。
目の前にあるのが青の体である以上、攻撃はできない。
どうすれば……!!