[改良版]小学生と暴走族【夜桜】
鈴が出してきたのは、私が最も得意とする音ゲー。
このゲームを出してきたのは間違いだったな……!
「馬鹿だな!
私は地区の大会で優勝したこともあるんだぞ!
鬼どころか裏譜面までフルコンボしてあげるさ!」
鈴の顔が歪んだ。
「まさか……!
小学6年生女子にて驚異の記録を叩き出した奴は……青だったのか!」
しかし、鈴の表情はさっきより明るくなった。
「だがな、俺は地区は優勝したことないが、県なら優勝したことあるんだぞ?」
「さぁ、まぐれじゃないの?
私、前よりパワーアップしてるから」
ふふんと仁王立ちする。
「まぁ、やってみないとわからないだろう?」
けちょんけちょんにしてやる!!
これは自信あるぞ!