世界に1羽だけの鳥
ある日


清掃員がやってきた。



あまり見た目は
よくない。


それに、


彼女を


ジョアンヌと

呼ばない。



インコちゃんと


呼んだ。



私はインコではない。



最初は少し
むっとした。



けど、



おじさんの
ハーモニカを
聞いたとき、


心がふっと
軽くなった気がした。





まるで、



空を


飛んでるようだった。
< 38 / 47 >

この作品をシェア

pagetop