世界に1羽だけの鳥
ある日、


彼が清掃に
やってこなかった。



ジョアンヌの部屋は
汚れていく。




3日経ち、


やっと現れた彼は


少し


痩せていた。



「インコちゃん。休んでごめんな。」



そう言って彼は


いつものように


掃除を始めた。




時折、

咳をしていた。





ジョアンヌは



部屋の隅で



じっと



彼を見ていた。
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