cafe au lait
ファンタジーな椅子
─────「うーん」
海苔で巻いたおにぎりを頬張りながら、頭をかく遥斗。
一つに結っていた髪が乱れた。それを気にもとめずに、残りのオニギリを一口で食べる。
「ゔ―ん゙」
遥斗の前には、cafe au laitで修理を依頼された椅子が置かれている。
私は、事務員の席に座り、FAXで流れてきた依頼状などを確認しながら仕訳をしてそれを美しくファイリングする作業をしていた。