ヤンキー王子とラブレッスン②【完】
『憂鬱だから、学校休みます』……なんて、そんなことは言えないし。


その前に、あたし……。


五十嵐くんの電話番号も知らない……。


だから、イヤでも学校に行くしかないのだけど……。


そんなことはわかっていても、イヤなものは、やっぱりイヤで……。


「あーもー!!
どうしよう――っ!!
でも、学校に行くのは、イヤッ!!」


あたしはベッドの中で丸まったまま、大声をあげた。
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