ヤンキー王子とラブレッスン②【完】
ランチは……波乱の幕開け!?
五十嵐くんの冷たい声に、言葉に、表情に。
落ち込みながら受けた、北星での合同授業の後……。
「ねぇねぇ、心優ちゃん♪」
音楽棟まであたしを迎えにきてくれた天池くんが、あたしの顔をのぞきこむ。
「北星で、ランチでもしていかない?」
「……え?
ラン……チ?」
「そうそう。
だってさ、今日で心優ちゃんの、ガッツリボディーガードもおしまいじゃん?」
「…………」