ヤンキー王子とラブレッスン②【完】
「……え?」


玲央……くん?


いったい……なにを……言ってるの……?


口に運ぼうとしていたフォークから、パスタがハラハラお皿に落ちる。


みんなの視線が……一斉に玲央くんに注がれる。


そんな中……。


「よかったな。
これで、水曜日以外も、耳元で指導が仰げるぞ」


そんな言葉を口にして、それから玲央くんは、顔をあげた。


「ただし、キミからは。
18時以降には、かけてくるなよ」



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