ヤンキー王子とラブレッスン②【完】
首を横に傾げると……。


あたしを離したのんちゃんが、今度はあたしの肩をバシバシ叩いた。


「大丈夫、大丈夫!!
……ってか、心優。
あんた、シフォンとリボンが似合いすぎでしょ!!」


「……そ……かな」


「おまけに、なに!?
ベージュピンクって……。
心優のためにあるような色じゃ~ん!!」


のんちゃんはあたしを手放しで褒めながら、ニヤニヤっと含み笑いをした。


「でも、せいぜい、気をつけなよ~?」


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