ヤンキー王子とラブレッスン②【完】
『僕が心優ちゃんにソレを渡すときは、僕が煌様を諦めるときだから!!』


ツンツンッと唇を尖らせて、


『だから、一生!!
コレを心優ちゃんにあげる日は来ないね!!』


そんなことを言っていたのに……。


楓ちゃん……。


あたしが、五十嵐くんを好きになること。


それから……五十嵐くんのそばにいることを……許してくれたの……?


それだけじゃなくて、五十嵐くんも……。


楓ちゃんに……今日のあたしとの約束を……話してくれたの……?
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