ヤンキー王子とラブレッスン②【完】
そんなことは……。


ものすごくよくわかってる……。


でも、だからといって、この人数……。


ざっと見ても……10人以上いる男達から、逃げ出すなんて……。


それも……無理。


泣きたい気持ちを堪えて……。


ううん、半分目に涙が浮かんだ状態で唇を噛みしめるあたしの腕を離し……。


「はい、到着~♪
さっ、姫☆
中へどうぞ!!」
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