ヤンキー王子とラブレッスン②【完】
「…………」


「でも、そこ。
開かないでしょ?」


「…………」


「さっき、オレがカギかけときました~☆」


振り向くと……。


さっきの……カギを持った、脂ぎった男が、あたしの目の前でカギを揺らしていた。


「開けてほしい?」


ニヤニヤと。


カギを持っていない方の手であごを撫でながら、あたしに近寄る。


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