ヤンキー王子とラブレッスン②【完】
そして、あたしを連れてドアの中にすばやく入ると……。


「ハハハッ!!
バーカ!!
ざまぁみろ!!」


ドアの向こう、男達に向かって、大声で叫び……。


男はカチャッっと……カギをまわした。


「さぁ、心優ちゃん。
これで、もう逃げられないから」


男はドアを背に、カギをポケットにしまい、代わりに出したハンカチで額の汗をふいた。


ドアの向こうからは、ドアを叩く音、蹴る音。
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