ヤンキー王子とラブレッスン②【完】
「この6人の中では、ボクが……。
キミと一番、多くの時間を過ごすことになるからね。
まぁ、再来週以降は、キミの身の安全に関しては、一切関与しないけど」


「……っ!!」


ショック!!


な……な……なんで!?


よりによって、一番苦手な人と……。


同じピアノ……専攻しちゃってるんですか――っ!!


あたしのバカ、バカ、バカッ!!


これなら……狼の群れに囲まれてた方が、マシなんじゃ……。


「うぅっ……」


がっくりうなだれたあたしの前……。
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