ヤンキー王子とラブレッスン②【完】
「キミには、先週から言いたいことがあったんだ。
キミは下ばかり向いていたから知らないかもしれないけど。
この前の合同授業で、キミの演奏を聴かせてもらったボクとしては……」
玲央くんの辛らつなコメントというか……ダメだしというか……お説教が始まった。
この人……。
あたしの、あの……ひっど~い、演奏……。
“子犬のワルツ”を……聴いてたんだ。
……最悪……。
その上……。
もう……授業始まっちゃってる時間だっていうのに……。
こんなところで、立ち話……というか、叱られてるあたしって……。
いったいなんなんだろう……。
ひーんと泣き出したい気持ちを堪えていると……。
キミは下ばかり向いていたから知らないかもしれないけど。
この前の合同授業で、キミの演奏を聴かせてもらったボクとしては……」
玲央くんの辛らつなコメントというか……ダメだしというか……お説教が始まった。
この人……。
あたしの、あの……ひっど~い、演奏……。
“子犬のワルツ”を……聴いてたんだ。
……最悪……。
その上……。
もう……授業始まっちゃってる時間だっていうのに……。
こんなところで、立ち話……というか、叱られてるあたしって……。
いったいなんなんだろう……。
ひーんと泣き出したい気持ちを堪えていると……。