俺様社長の溺愛
女性社員はみんな社長にぞっこんで、

いじめられそうだけど、

私の味方も、少なからずいると思えたから。

香華さんはその紙をサッと奪った。

…捨てられる。

…と思ったら、

サラサラッと何かを書き、私に返して

ニッコリ。


私はちょっと不安だったけど、

その紙に目をやった。


隙間に、香華さんの携帯番号と、アドレスが。


「さっ、岩下さん。そろそろ時間だから、

社長室へ行きなさい」


「あ、はい」

私は大切にその紙を手帳にしまい、

社長室へ向かった。
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