俺様社長の溺愛
「失礼します」

私が入ると、

社長はニッコリして立ち上がった。

「じゃあ、行こうか」

「はい」


社長の後ろについて、会社を出た。

お決まりのように、

玄関には高そうな高級車が止まっていた。



運転手がドアを開けると、

社長は、車に乗り込んだ。

私もその後ろに続く。


「岩下さん。これから行く会食、

もう一人増えるから。それで、その方は、

ポール氏と言って、フランス語しか喋れない。

大丈夫かな?」


「はい、大丈夫です」
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