俺様社長の溺愛
「もしもし」

「あんまり、元気そうじゃないな?」


「どうしたんですか?…春也さん」

電話の主は、春也さんだった。


「急に声が聞きたくなって・・・

それより、なんかあったのか?」


「…春也さん」


「なに?」


「私、アメリカに行ってもいいですか?」


「それは大歓迎だけど、

・・・修二はこの事は知ってるのか?」


「・・・知りません」

「修二と何かあったのか?」

「いいえ・・・

何も聞かずに、そこへ行かせてください」

しばらく沈黙が続いた。
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