俺様社長の溺愛
社長は、私の頭をなでなで・・・

何事もなかったように、料亭の中へ。

ハッと、我に返った私は、急いで後を追った。


・・・

座敷には、ポール氏が先に来ていた。


『はい、ポール』

『やぁ、修二。

細川との食事に割り込んで悪いね』

『いいえ、私も今日は連れがいますから』


社長はそう言って、私の腕を引っ張ると、

ポール氏の前に私を出した。

ポール氏は、微笑んで、手を差し出した。

私も慌てて手を出した。


『やあ、初めまして、君は?』

『初めまして。岩下すみれと言います』

久しぶりのフランス語に、ドキドキ。
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