俺様社長の溺愛
社長はニコリと笑った。

・・・

私たちを乗せた車は、取引先を3軒回って、

会社に戻った。

時刻は夕方5時。

社長は私に帰るように促すと、

また車で出ていった。


今日のスケジュールはこれで終わりだし、

私用かなっと思った私は、家に帰ろうとした。

その時、携帯が鳴った。


「もしもし健ちゃん、どうしたの?」

健ちゃんは、大学の時からの友人で、

前園健太と言う。


「お疲れ、今からすみれんちに行こうと思って。

お前もどうかな?」

「あー、行く行く。『すみれ』で」

私の母は、すみれと言う名前の小料理屋を

営んでいる。


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