俺様社長の溺愛
考えた藤田が、重い口を開いた。


「・・・アメリカへ」


「アメリカ?」


「・・・はい」


「アメリカのどこへ?」


「そこまでは聞いていません」


押さえつけていた手を緩めた。


「すまない・・・」


「・・・チーフは」

「え?」

「チーフと、幸せになってくれと、

岩下からの伝言です」

「なぜ、そこで香華が出てくる?」

「社長を愛しているからこそ、

幸せになってほしいと・・・」
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