俺様社長の溺愛
パーテイーは、まだ続いていたが、

オレは、一足先に帰ることにした。

・・・

もう一度だけ、

すみれの姿を見てから。

そんな思いで、

会場を歩いていた。

・・・

一人、

シャンパングラスを片手に、

外のテラスで、

涼んでるすみれを見つけた。


・・・

見るだけだと思っていたのに、

足だけは、正直だった。


「・・・すみれ」


オレは愛おしい人の名前を呼んだ。
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