俺様社長の溺愛
「こうでもしないと、お前はすみれを

取り返しに来ないと思ってね。

・・ったく。損な役回りだ。

愛する人を、他の奴の為に、

芝居なんかして・・・」


春也は、中に入ろうと、背中を向けた。


「春也さん」


「すみれ・・・

意地を張るのは、もう終わりにしろよ?

すみれのわがままは、そいつに

聞いてもらえ」



背を向けたまま手を振った春也は、

中に姿を消した。


・・・・

残った私と、修二さん。
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