俺様社長の溺愛
「あの・・・」

その先の言葉が出ない。


洋子さんは何かを察したのか、

私の背中をポンと叩いた。


「全部知ってるわよ。

何も不安に思うことはない。

それと、あなたの辞表の事は、

秘書課の人間しか知らないから、

みんな、反応がなかったでしょ?

あなたは、長期の出張になってるから」


それを言った洋子さんは、

私の手を引っ張って、中に入れた。



「久しぶりだな?」

・・・

その声は、

藤田さん。

・・・
私は藤田さんに、頭を下げた。
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