俺様社長の溺愛
藤田さんも、洋子さんも、

前と全然変わらない態度で、

私に接してくれた。

凄く、嬉しかった。


・・・

スーツを整えて、

ドアをノックした。


「・・・どうぞ」


一礼して、中に入った。


机の前に立った私に、

封筒を差し出した修二さん。


・・・あ。



「それは、預かっておいただけだ。

処分はすみれに任せる」

そう言って微笑んだ。

私の手の中にあるのは、

私が書いた辞表だった。
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