俺様社長の溺愛
「太田から、事情は聞いたと思うが、

秘書課は今3人しかいないから。

すみれの手助けがいる」



「私で役に立つでしょうか?」



「ここで仕事をしてたんだから、

すみれ以外、適任者はいないと思うが?」


「・・・また、

よろしくお願いします」


頷いた修二さんは、立ち上がり、

私の前に立った。



「・・・」

修二さんを見上げた瞬間。

ギュッと抱きしめられた。


「仕事なんかどうでもいいな。

ずっとこのままでいたい」

修二さんがボソッと言った。
< 196 / 287 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop