俺様社長の溺愛
病室の前、
なかなか入ろうとしない雅也。
「いい加減、中に入ってください」
「兄貴が会えば、それでいいさ」
それだけ言うと、
帰ろうとした。
「雅也さん!」
私は勢いよく、
雅也さんの頬を叩いた。
「会長・・・お父様に、
もしものことがあったら
どうするんですか?!
もう、昔の事情も、聞けないんですよ」
「…事情?」
「何の理由もなく、
お母様を死なせたとおもいますか?」
なかなか入ろうとしない雅也。
「いい加減、中に入ってください」
「兄貴が会えば、それでいいさ」
それだけ言うと、
帰ろうとした。
「雅也さん!」
私は勢いよく、
雅也さんの頬を叩いた。
「会長・・・お父様に、
もしものことがあったら
どうするんですか?!
もう、昔の事情も、聞けないんですよ」
「…事情?」
「何の理由もなく、
お母様を死なせたとおもいますか?」