俺様社長の溺愛
「・・・あ」


修二さんが立っていた。



「オレの婚約者から、

離れてもらえるかな?」


修二さんが、私たちに歩み寄る。


雅也は私を離そうとしない。


「オレにはすみれが必要だ。

兄貴は、一人でも大丈夫だろ?

だから、

オレにすみれをくれよ」



「それは出来ない相談だな?」

私の体を引っ張った。


どうしていいかわからず、

オロオロする私。

雅也と修二の間に、

火花が見えた気がした。
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