俺様社長の溺愛
・・・

雅也の姿はどこにもなかった。

・・・

やっぱり来てはくれなかったんですね。

俯いた私を見た修二さん。


「どうした?」


「いいえ、なんでもありません」

私が微笑むと、

安堵のため息をついた。



・・・

厳かに行われた式。

左薬指には、

綺麗な指輪が光っていた。


教会を出る途中のところで、

勢いよく、扉が開いた。


・・・

雅也。
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