俺様社長の溺愛
バージンロードに佇む私たちの前に、

雅也は真剣な顔で近づいてきた。


「・・・雅也」

修二さんが、一歩前に…


「・・・」

?!!

突然私の手を掴んだ雅也は、

教会の外に走り出した。


「雅也さん、離して」


私の言葉なんて、耳に入っていなかった。


誰もいない中庭。


「雅也!」

後ろから、修二さんが追いかけてきた。


修二さんの声で、

足を止めた雅也。
< 233 / 287 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop