俺様社長の溺愛
突然、クスクスと笑いだした雅也。


「何が可笑しい?」

修二さんが、雅也に言った。


「兄貴がこれほど愛せる女は、

すみれだけなんだな」


「そうだ」



「今の気持ち、忘れんなよ?」


「・・・え?」


「生きていけないほど愛した女泣かせたら、

絶対奪うからな?」


私の手を離した雅也。


「・・・雅也さん」

「実に愉快。

初めて兄貴に勝った気がする。

すみれ、まだ祝福できないけど、

幸せになれよ?」
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