俺様社長の溺愛
2・3人の女子社員が

私の前に立ちふさがった。

・・・

私はギョッとした。

そんな私にお構いなく、

一人が喋り始めた。

「あなた、社長の何なの?」

・・・

何なの?と言われても、

社長と社員でしかないと思ってるし、

…この人たち、

私は社長の愛人か何かと勘違いしてる。

…そう思いながら、

困っていると、クラクションの音が聞こえた。

藤田さんだった。

「岩下さん、今帰り?」

私は車に近寄って、頷いた。

「じゃあ乗りなよ。

きみんちの近くまで用があるから。

それとも、その子たちと?」
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