俺様社長の溺愛
「岩下さん、どうしたの?」

「なにがですか?」


秘書室に入るなり、

洋子さんが私に言った。


「顔色、悪いわよ?

化粧してるのに、そこまで悪いと心配ね?

医務室に行ったら?」



「大丈夫です。

無理そうなら、言いますから・・・

心配かけて、すみません」


「・・・そう?

無理しないでね?」


「はい」


微笑んだ私を見た洋子さんは、

ため息をついて、

仕事を始めた。
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