俺様社長の溺愛
海を見て・・・

食事をして・・・

意外に普通なデートに、安心した。


「今日はありがとうございました」

「いえいえ。

今度はいつ休みが取れるかな」

「日曜は、休むんじゃないんですか?」


「実は、今から仕事。

休みなんて、取ったのいつぶりだろ」

そう言って舌をペロッと出した。


「私なんかの為に、すみません。

貴重な休みだったのに」


「好きな子の為なら、いつでもとるさ」

「…私なんかじゃなくて、もっと

ふさわしい人を探してください」

「十分すぎるくらいふさわしい人だよ。

すみれは」

そう言うと、私のほっぺにちゅっとして、

車を出した。
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