俺様社長の溺愛
「すみれ」

振り返ると、修二が立っていた。


「お疲れ様でした。

まだ、残ってたんですか?」


「ああ。書類に目を通してたから」


「気を付けて、帰ってくださいね?」


「同じところに帰るんだから、

車、乗れよ」


「い、いいです」

私の言葉は無視して、

押し込むように、私を助手席に乗せた。


・・・

マンションの5階。

私の部屋を通り過ぎた修二。

「あの?」

・・・自分の部屋に、私を連れ込んだ。
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