アーティクル
「リンコ、無いよ。何も見付からない」
ジェームスの顔は、諦めの表情で、覆われていた。
「待って、ジェームス。このベッドの下を見た?」
「勿論、覗いたよ」
「覗いた? ジェームス。動かすわよ」
「分かったよ。リンコ」
ジェームスは軽々とベッドを動かした。
ベッドの下から、一辺三十センチ程度の、正方形の緑の木箱が出てきた。
「何これ、リンコ」
「ジェームス、開けて」
鍵が掛かっていた。
ダイヤル式の南京錠が取り付けてあった。
「リンコ、4桁の番号が必要だよ」
「ジェームス、出番よ」
「えーッ、解読デスカ?」
「そう、今すぐによ」
「リンコ…」
「何、ジェームス」
「壊そうよ」
「…だよね」
ジェームスの顔は、諦めの表情で、覆われていた。
「待って、ジェームス。このベッドの下を見た?」
「勿論、覗いたよ」
「覗いた? ジェームス。動かすわよ」
「分かったよ。リンコ」
ジェームスは軽々とベッドを動かした。
ベッドの下から、一辺三十センチ程度の、正方形の緑の木箱が出てきた。
「何これ、リンコ」
「ジェームス、開けて」
鍵が掛かっていた。
ダイヤル式の南京錠が取り付けてあった。
「リンコ、4桁の番号が必要だよ」
「ジェームス、出番よ」
「えーッ、解読デスカ?」
「そう、今すぐによ」
「リンコ…」
「何、ジェームス」
「壊そうよ」
「…だよね」